血流観察に関して
【毛細血管】
美容と健康の大きなカギ「毛細血管」は毛細血管です。 毛細血管は、年齢と共に減ってゆくため、肌など体中の細胞が酸素&栄養不足になってしまい大問題となります。 もちろん肌だけではなく、肺や肝臓などの臓器、そして脳にまで影響して、肝臓病や認知症など、様々な症状の引き金になると考えられています。
そこで、大きく注目され始めたのが「毛細血管ケア」という発想です。 毛細血管を理想の状態でキープすることで老いや病を防ぎ、そして美を保ちます。
カギとなるのは現状を知ることです。
【血流観察】
血流スコープ を用いて血流の観察ができます。
血流スコープとは、採血せず痛みなく簡単に毛細血管の血流を観察できる顕微鏡です。
毛細血管の状態は生活習慣との関係性が強いと言われており、
テレビや新聞、雑誌でも多く取り上げられています。
私は体を整えたり、綺麗になったりするためには、血液の循環を保つことが大前提だと考えています。
そして、特に体の隅々まで血液を行き渡らせる毛細血管が大事であると言えます。
血液がスムーズに循環されれば酸素や栄養素が各細胞に運ばれ、
そこで不要になった二酸化炭素や老廃物を運びやすくなります。
病院で「血流がドロドロしている」とか「血液データが悪い」と言われても
実際の流れを目で見ることができないため実感が薄かったり、
逆に見えないことで漠然と不安に感じている方も多いです。
生活習慣の乱れが血管や血流に現れるため、
血管や血流を実際に目で見て知ることは非常に大事であると考えます。
【実際の画像】
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【毛細血管例】
理想の毛細血管
・新皮乳頭が鮮明(代謝が良い)
・等間隔に並んでいる
・綺麗なヘアピンみたいな形である
・血管がねじれていない
・血液の流れが早い
・モヤがかかっておらず画像が鮮明である
真皮乳頭が見えない毛細血管
・新皮乳頭が見えない(代謝が悪い)
・血管が不揃い/均等に並んでいない
→食生活の乱れや運動不足
捻れた毛細血管が多い
・血流が遅い
・血管内に脂質が多い
→食生活の乱れや運動不足
血管の横のつながりが浮き出ている
・心肺機能低下
・貧血
・心臓病や高血圧のリスク
→心臓から送られた血液の戻る力が弱っている
根元の血管が見えず頭だけ映っている
・血管の先端しか見えない
→アレルギー体質
血管が横につながり横に倒れていく
・脂質の取りすぎ
・動脈硬化のリスク
血管が太かったり短かったり不揃い
・膠原病の可能性
血管がボコボコ
・血管が硬くなりもろくなっている
・肩こりや頭痛がある人に多い
横に広がった毛細血管
・代謝が悪く肥満傾向
・糖分の取りすぎ
血管から血液がにじみ出ている
・血管壁の損傷
・ホルモンバランスの崩れ
・PMSの可能性
*ここに出ているのはあくまで例で、診断に変わるものではありません。
セルフメディケーションを行う上での一つの目安にしてください。
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【毛細血管力UPのために】
毛細血管の改善には、入浴、睡眠、運動、食事の見直しが必要です。
○入浴
適度な入浴は、血管を開いて血行を改善させることができます。ただし湯温が熱すぎたり長時間つかったりすると逆に血管を傷めてしまいます。ゆっくり入浴したいときは、ぬるめのお湯で半身浴をしましょう。また脱衣所と風呂場の温度差は、血管を過度に収縮させて負担をかけるので、注意してください。
○睡眠
傷んだ血管は、睡眠中に修復されます。眠っている間に細胞の修復を促す成長ホルモン等が分泌され、血管だけでなく全身状態を回復させることができます。睡眠時間が短かったり熟睡できていなかったりすると、修復は不完全なままになるため、しっかりと睡眠をとる必要があります。
○食事
現代人はカロリーはしっかりと取っているのですが、栄養素の摂取は少ないと言われています。必要量が不足すると血液の質が悪くなります。不足しがちな血を養うには、鉄分を多く含む、プルーンや黒豆を。血と血管の質を整えるには、黒きくらげや黒豆、小豆、なす、わかめやヒジキなどの海藻類、イワシやサバなどの青魚を取るといいされています。ニラやネギ、生姜、羊肉は、からだを温めて血行を促進します。またルイボスティーやシナモンも毛細血管を高めるとされています。しかし、現代人は食事だけで栄養素をとることは難しくなっているため、サプリメントの適切な利用をお勧めします。
*サプリメントに関してはお問い合わせください。
○運動
血の巡りを改善するためにウォーキングなどの有酸素運動を習慣にして、適度にからだを動かす必要があります。しかし、やりすぎには要注意です。ハードな運動は血管が広がりっぱなしになって過度な負担がかかり、エネルギーも消耗します。毎日、30分の少し汗ばむ程度の運動を心がけましょう。
2018/11/16